心の花が咲くブログ

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責任について 〜その3 ”正直”〜

責任について最後です。正直という視点からのお話です。

 

「自分に正直」になるということなのですが、ここでいう正直ってどういうことでしょうか? 

 

私の経験やカウンセリングやセミナーでたくさんの話を聞いて思ったのですが、正直と言ってもいろんな捉え方があるなあと思っています。

 

 わかりやすい話からすると、

本当は〇〇したかったのに、△ △することにした、という場合があります。〇〇したかったことを大事にしましょうと言えばそうなのですが、まだ自分が〇〇したかったと気づいている時点でマシだともいえます。 

 

 本当に大変なのは、何かの理由で、自分の気持ちを隠していて、自分でも隠していることも、気持ちが何かもわからないことです。何年も何十年もかけて自分の気持ちを隠して、隠しすぎて自分でも隠したことさえもわからなくなっている状態です。なので、不正直だともなかなか思えません。違う選択をしたことも、そして責任も感じることはないでしょう。

 

 他のパターンもあります。 

私は両親や先生から正直でいなさいと教えられ、脅迫的なまでに、正直でいなければと思っていました。それは道徳的な正直さの要素が大きく、むやみやたらに自分を表現する事はわがままだと言われることもあったり、人に迷惑をかけるという思いもあったりして、正直とは自分の気持ちに対してではなく、社会的常識に対してどうかということが、正直だと思っている人が結構多いのです。 そして、自分の気持ちを隠して、その穴埋めに社会的常識のようなものに対して正直かどうかばかりを気にするということを私はしていました。。このような状態はやはり、自分に正直とは言えず、誤魔化している不正直と言えます。

 

 そして私の場合、

ごまかしごまかし来ていることに自分で気づいておらず、知らぬ間に問題が大きくなってしまい、心理学を学ぶことになったのですが、問題があるということは自分に正直でないところがあると捉えて、取り組むことで、一つ一つ解決していっていますが、たくさん層になっていて一枚ずつ剥がしていっている感じでもあります。 

 すごく簡単な言葉なのに実際にやるのはとても難しいと思いますし、不正直なことに、気づくことさえ難しいものなのです。

 

 責任のことを書くために「責任と自由」「自由に選択する」「自分に正直」と3段階でお話をしてきました。

なんか回りくどい感じもしますが、ビジョン心理学のいうところの責任を説明しようと思ったらこうなってしましました。 

 

 責任とは、自由に選択したからこそ感じる概念で、私たちは実はいつも自由に選択できるし、しているのです。自由に選択するには自分に正直でなければなりません。責任を持つことで、過去から今の問題を解決でき、未来のビジョンを自由に築き上げることができるのです。 

 

 最後に例え話なのですが、 

私は以前はみんなで食事に行く時には、どんなお店でもよくて、何を食べるかも周りの人に合わせてきました。お蕎麦屋さんに行って、本当に蕎麦が食べたいのかもわからないまま、みんなが注文しているお蕎麦を注文してました。ビジョン心理学で、これって責任をとっていないですよ。って言われた時は意味がわからなかったのですが、あるとき、お蕎麦が美味しくなかった時があって、「ほら、他のお店にすればよかったじゃない」と心の中で、文句を言っている私がいました。あっ、これなんだと思ったのです。最初から、自分に正直に気持ちや考えを知って、選択していたら、こんな文句はでないし、この店に入った自分の責任も感じることができると思います。 

 

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。

なるべくシンプルにこの話を伝えたいと思うと同時に、他にも伝えたいこともたくさん出てきたので、これからも書いていきますね!