心の花が咲くブログ

悲しみを幸せに変え ダメな自分の眠っている才能を見つける

光と影

私たちの心を表す比喩として

「光と影」という表現を使うことがあります。

 

とは自分の良い部分、

みんなに見せたくなるような側面のこと。

とは自分の良くない部分(本人がそう思っている)、

みんなには絶対見せたくない側面です。 

 

私は会社員時代は会社の人や友人の前では

明るくて、みんなを支え助け、

いつも笑顔な自分を振る舞っていました。 

しかし、家に帰ると

DVを受けていつも怖がって

不安ばかりの時間を過ごしていました。

会社の時の私は光の私、

家に帰ってからの私は影の私

だったように思います。 

厳密に言えば、

光の側面も影によって作られたと

言えることもあるかもしれません。 

また、人によっては大きな事故で家族を失ったことなとで、

大きな責任や罪悪感を背負い生きている

ということもあるかもしれません。 

大なり小なり、

人は誰もが影の部分を持っています。 

起きた出来事の内容に関わらず、

本人がどう捉えているのか?ということで、

自分から活力を奪い、

不安や罪悪感を大きくするようなことです。

 

私は影の部分を

友人にさえも見せたくないと

思っていたのですが、

隠していると

その影の部分が威力を増してきて、

会社でも元気に振る舞うことが

できなくなってきたのです。 

なぜなら、

その影も私の一部であり、

隠すとどんどん力を増していくのです。 

だんだんその影が私の体や心までも侵食し、

会社に行くのも大変になっていきました。 

 

一般的な影に光を当てると光になります。 

黒と白が混じって灰色とかにはなりませんよね。 

この心の影も同様です。 

光を当てるとは、

影も自分のものと認めるということです。 

影に正面から向き合って対処すると

自然と影は消えていくのです。 

 

私は心理学を学び始めこのことを知り、

そこで知り合った友人たちの間で、 

自分の影の部分を少しずつですが

オープンにしていきました。 

とても勇気のいることでしたが、 

オープンにしてみると、

思っていたような怖さや

恥ずかしさがなかったのです。 

 

以前イタリアに旅行した時に、

レンブラントという画家の絵に出会いました。

私はその絵に衝撃を受けました。

彼の絵は「光と影」をテーマに

たくさんの作品があるのですが、

人の中に光と影がある、

ということを素直に受け入れることができたのです。

その時は人間の影の部分さえも美しいと思ったものです。

しかし、やはり影がありすぎると日々苦しくなることが多いのも事実です。

ただ、影の部分があるということを

自分で認めることがまずば必要です。

私の場合はレンブラントの作品がそのきっかけでした。

レンブラントって検索したらすぐに観れると思います) 

 

今回は心の中にある「光と影」という

少し抽象的で概念的なお話でしたが、

なんとなくわかっていただければ嬉しいです!