以前、投影について書きました。
人によって同じものを見ても
違うように感じているのだと、受け入れていき、
それは自分の心が反映されているからだということを
実生活の中で体験していくことから始まっていく
という内容でしたが、投影の説明としては途中なので、今回は投影の続きを書きたいと思います。
心が反映されるのは肯定的な内容、否定的な内容どちらも反映されます。しかし、否定的なものに関しては自分の心の反映だとは思いにくいものです。
結論から先にいうと
この投影の正体は、
自分の嫌なところを
自分では無いと思いたいので、
他人に映し出すということです。
これでは意味が分かりませんよね。
もう少し例えて言うと、
Aさんは上司のBさんの強引なところが嫌なのです。
このシンプルな現象を投影の論理でいうと、
この強引さは元々Aさんにある要素で、それを持っている自分がいやだから、それっぽいBさんをそういう人に見立てて、あー嫌な人って言っているということです。
この説明は少しわかりにくいし、実際自分に当てはめると、嫌いなあの人のことが私のこと?ってなり、なかなか自分ごととして受け入れられない人がほとんどです。 私も時間がかかりました。
では、この投影という現象をどうしていけばいいのかということなのですが、
ビジョン心理学では
さまざまな問題は
私たちの内面にある感情や観念などが
原因だとしています。
これらの原因となる要素は
自分ではなかなか気づけないものなのですが、この投影というシステムをきっかけに、この要因を知ることができるのです。
投影のことは私のセミナーやカウンセリングでもお話ししていきます。自分自身の中に投影を取り入れて活用していくことは、絶対的に人生のプラスになると私は思ってます。