心の花が咲くブログ

悲しみを幸せに変え ダメな自分の眠っている才能を見つける

期待について

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うちのわんちゃんは「行くよ」「行ってくる」を聞き分けます。

「行くよ」は一緒に連れて行ってくれる。玄関まではしゃいでやってきます。「行ってくる」はお留守番なので、ソファから動きません。心の中で夫もこれぐらい私の言葉を聞き分けてくれたらいいのにと期待しちゃいました。(笑)

私は小さい頃から母に期待をかけられていました。社会的にちゃんと挨拶ができるよくできる子供になり、中学受験をして、親の期待する学校へ行きました。期待通りにできるととても褒められました。そのことがとても嬉しかった。しかし、高校卒業時にはこんなに親の期待に応えてきたのだから、私の思うような進路に進みたいと思っていたが、それは親の期待とは違っていて大反対されました。結局は親の期待に応える形の進路に進んだのです。

その時、二度と期待に応えないぞと密かに決めていたようで、その後は親の期待をことごとく裏切ることをしてきました。

大反対された人との結婚を押し切りましたが、 DVなどがあり離婚をしました。親の言う通りの結婚をしなかったと言うある意味期待を裏切ってしまったと言う罪悪感で私は苦しんだり、離婚をして、さらに親の期待を裏切ろうとする私がいたり、たくさんの期待に振り回されることとなりました。さらに驚いたのは、弟はあまり母から期待されていなかったと思っていたらしく、母に対して、姉の私にかけたお金(教育費や洋服代など)を自分にも欲しいと言い出し、浪人するという形で請求したのだそうです。

期待をかけられてもかけられなくても「期待」に振り回されていたようです。

「期待」とは

「あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること」

と言う意味です。

一般的には期待という言葉にネガティブなイメージはないのですがビジョン心理学では、ストレスの基になると捉えています。期待に応え、お互いが喜びあえる時もありますが、多くの場合は期待に応えるために無理をするか、期待に応えられなくなり、苦しくなるのです。心を満たされなかったものに対して何かで補おうとさる。自分の満たされていない欲求が満たされるべきだと要求している。期待はストレスの元である「期待」には「がっかりする」「がっかりさせる」がついてくるものなのです。期待に関連する言葉を見ていくと「期待をかけられる」と嬉しいと感じる反面、重圧と感じる時もあるし、「期待をかけられていない」と残念だと思う反面、楽だとも思えるように、表裏一体の言葉なのです。

しかし、期待をどのように扱っていけばいいのかは、またの機会に書きたいと思います。